• 手作り絵本や大型絵本を、アイリッシュハープなどの生演奏や遊びのアイディアを盛り込んで<舞台>的な作品として楽しめる【絵本シアター】や【アイリッシュハープのミニコンサート】、出張できる【絵本ひろば】、工作や遊びのワークショップ【あそびば】などなど上演&開催しています。大人でも子どもでも、親子でも楽しめる絵本シアター情報をどうぞ!

気が付けばもう8月!!連日猛暑が続いています。

今年度絵本シアターゆうちゃんと仲間たち初めての取り組みとして、
小学校の夏の特別プログラムに参加させていただきました。
その名も

五小サマースクール

「絵本の世界を生演奏で楽しもう!」


絵本シアターと楽器つくりのワークショップを組み合わせた90分のプログラム。
20人定員のところ、満席となりキャンセル待ちもでたとのこと。
最終的には、当日のお休み等により、16人のお子さんが参加してくれました。

対象は1年から6年生。
すべての学年から集まってくれました。人数的にみると、3年生以下の子どもたちが中心。

まずは我々の自己紹介からはじまり、
今日はみんなで何を楽しみたいのかをお話しました。
ちょっと長めの時間でも、子どもたち、みんな座って落ち着いて聞いてくれてびっくり。

さあ、いよいよスタート♪
まず最初に

「なつのいちにち」 はたこうしろう/さく


この絵本は言葉数は少ないけれど、絵の迫力と描かれた情景の鮮やかさに目を奪われます。
それを私たち絵本シアターアレンジとして、おはなし全般にわたり、
アイリッシュハープのメロディアスな旋律が流れます。

さらに、何も書かれてはいないけれど、絵から想像できる「音」を、
情景に溶け込むようにたくさん入れています。

絵本を読む前に、準備体操として、子どもたちに耳の感覚を研ぎ澄ませてもらおうと、
30秒間無音を作り、目をつぶって音を拾ってもらいました。
そのときにわずかでも耳に入った音を言葉にしてくれた子どもたち。
絵本を読む前に
「どんな音が聞こえてきそうか、想像してみてね」
と投げかけをして読み始めました。

実際読み終えた後、子どもたちにどんな音が浮かんだかを聞いてみると、
さすが小学生、いろいろ出してくれました。

セミの声、草のこすれる音、川の流れる音、何かが落ちる音

この日は、この中で、<クマゼミの鳴き声>をまず作ってみようと提案して、
一つ目の楽器作り。

あらかじめPCからクマセミの音を確認してから、
でき上がったばかりの楽器を工夫して鳴らしてみると……
森中に響きわたるクマゼミのなき声が絵本から飛び出してきたかのよう…おお、すごい迫力!!
絵本を読みながらその音を出してもらいました。

みんなで鳴らすとダイナミックになるねぇ。

その後休憩をはさんで、さらにもう一つ、
自分にしか作れないオリジナル楽器を作りました。

自宅から持ってきてもらった空き缶やペットボトルなどの空き容器をつかい、
中身を入れてマラカスにしてもよし、
バチを作って、打楽器にしてもよし、
好きな音創りをしてもらいました。

中に入れるものも、変えると音が変わるらしい。

お米を入れるとどんな音……??
貝殻だと……???

バチでたたく場所がちがうと、音も変わるよ!!

実験的に音の種類を確認してから、
いよいよオリジナル楽器作りがスタート!!!

そんな、世界にたった一つだけの楽器を作ったら、いよいよ最後のお楽しみ、絵本シアターへ。

「めっきらもっきらどおんどん」長谷川摂子/作 ふりはたなな/絵

この絵本では、私ゆうちゃんが小太鼓をたたきながら、絵本のテーマソングを3回歌っています。
子どもたちは出来たての楽器を使って小太鼓のリズムと一緒に

ガチャガチャ、トントコ、しゃんしゃん、シャカシャカ

いろんな音を奏でてくれました。

音でみんなの気持ちが一つになって、最後はお互いに拍手!!!
笑顔の解散となりました。

**最後に感想をいただいたので、紹介します**

◎おうちでも絵本と音で遊んでみたいとおもいました。
◎わたしは音楽がいちばんすきで、がっきをじぶんでつくったのはめちゃくちゃすごいと思いました。もういちどがっきをつくってみたいです。
◎おもしろくて、もういっかいやりたい!
◎なつのいちにちの音がリアルですごいなと思った。

★★★★★★★★★★

小学生限定のプログラムは、私たちにとって初めてのこと。
音探しや楽器作りを一緒に楽しみながら、それぞれのワクワクした世界が広がっていくのを
感じて、とてもうれしく思いました。
お土産となったオリジナル楽器をきっと家でも鳴らして
ご家族と楽しんでくれてることを祈って…!!

最後に、先生方には片付け等大変お世話になりました。
五小のみなさま、ほんとうにありがとうございました!!


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